名正運輸株式会社様

ISO 39001 認証取得事例 名正運輸株式会社
透明性の高いマネジメントシステムを作って従来の安全活動を結び、強化した

代表取締役社長 加藤新一氏
代表取締役社長 加藤 新一氏

愛知県に本拠を置く名正運輸株式会社は、中部エリアを中心に関西、関東圏まで含めて、輸配送・物流センター運営・物流センター開発という3PLサービスを提供している。実際にトラックを保有し、運輸業務を担う名正運輸は、パイロット審査の段階からISO 39001に取り組み、運輸関連の事業者として初の認証登録企業となった。加藤新一代表取締役社長に、ISO 39001導入への強い思いから実際の取り組みの状況、実感するメリット、今後の展開などについて語っていただいた。

Q&A

  • 事業のなかで交通安全の占める位置づけをお聞かせください。

    交通事故は事業継続に関わる最大のリスクであり、安全対策は顧客ニーズに直結する重要な取り組みです。

    安全品質方針
    安全品質方針
  • これまでの交通安全対策をご紹介ください。

    安全衛生委員会を通して組織的な取り組みを行ってきました。

  • ISO 39001の認証取得の動機、目的をお聞かせください。

    交通安全への強い思いを背景に、第三者の視点で今までの活動を検証、強化できると考えました。

    スケジュール
    2011年 8月 プロジェクト立ち上げ
    9月 初期レビュー
    10月 行動計画の策定
    文書化
    11月 システム立ち上げの確認
    2012年 1月 パイロット審査受審(DIS[国際規格原案])
    6月 内部監査
    マネジメントレビュー
    7月 予備審査(FDIS[最終国際規格案])
    7~8月 登録審査(FDIS)
    9月 認証取得(FDIS)
    10月 IS(国際規格)発行に伴う差分審査・認証取得

    RTS組織図

  • ISO 39001の取り組みで苦労したこと、工夫したポイントを挙げてください。

    日常活動を全社共通のルールの明確化・一元管理でブラッシュアップし、透明性を高めました。

  • 従業員に道路交通安全の取り組みを定着させる活動をご紹介ください。

    キャンペーン、表彰制度を活用し、取り組み自体をイベント的に盛り上げています。

  • ISO 39001導入によって、これまで得た成果をご紹介ください。

    件数や費用など、明確な数字で効果が出ています。

  • 今後の取り組みの目標や展開をお聞かせください。

    営業活動に好影響が出るように、取り組みを深めていきます。

名正運輸株式会社の概要

所在地 愛知県海部郡
設 立 1969年6月
事業内容 一般貨物自動車運送事業、貨物自動車利用運送、産業廃棄物収集運搬事業、3PL事業(物流センターの開発・運営)
ISO 9001、ISO 14001初回登録 2010年10月
ISO 27001初回登録 2011年3月
OHSAS 18001初回登録 2011年9月
プライバシーマーク(JIS Q 15001) 2011年9月
ISO 39001初回登録 2012年10月
名正運輸株式会社