常盤産業株式会社様

商社の事業の大前提となる道路交通安全の取り組みを国際規格を通じて変革

代表取締役 清水 英敦氏 代表取締役 清水 英敦氏

常盤産業株式会社は、単なる流通商社に安住することなく、「創作商社」を標榜し、自動車・産業機械関連のお客さまのニーズを捉え、新たなものづくりのための機会を提供している。同社はこれまでもISO 14001、ISO27001の認証取得を活用して、企業価値の向上や社内の変革を進めてきた。商社がISO 39001の認証を取得する必然性や今後の展開について、代表取締役の清水 英敦氏にうかがった。

Q&A

  • 事業のなかで道路交通安全の占める位置づけをお聞かせください。

    事故が起きればお客さまの迷惑になるだけでなく、自社の損害にもなる。安全はコストには置き換えられません。

  • これまでの交通安全対策はどのようなものでしょうか。

    私たちの事業は、「運転イコール仕事」ではありません。だからこそ、きちんとした枠組みのもとで取り組んでいく必要性を感じていました。

  • ISO 39001の認証取得のきっかけ、目的をお聞かせください。

    今後は、自動車をもっているすべての会社にとって、取引の条件になると思います。

  • キックオフから認証取得までの流れを教えてください。

    規格の発行以前に取り組みを開始したため、事務局は苦労していました。

  • マネジメントシステムの構築・運営体制をご紹介ください。

    今後、ISOの規格が統合されることも視野に入れて取り組みを進めました。

  • RTS方針、RTS目標、RTS詳細目標をお聞かせください。

    事故を削減していくのではなく、ゼロを継続することを目標としています。

  • ISO 39001の取り組みで苦労した点や工夫したポイントをあげてください。

    物流事業者ではない会社として負担にならず、なおかつ効果の上がるものに仕上げていくことがポイントでした。

  • 従業員に道路交通安全の取り組みを定着させる活動をご紹介ください。

    ISO 39001を外圧として利用し、社内の変革を進めました。

  • ISO 39001導入によって、これまで得た成果をご紹介ください。

    ただシステムを構築するのではなく、商社という仕事とのつながりを重視しました。

  • 今後の取り組みの目標や展開をお聞かせください。

    道路交通安全の取り組みは、BCPそのものだと思います。