そんな私が、一番達成感を感じるのは、実は数字が上がった瞬間です。校正の営業の毎日は、お客さまと計測機器や校正に関するやり取りをし、その疑問に答えたり、校正担当者に「こうした要望に応えられるの?」と問い合わせる毎日。やりとりは次々と続き、ここが終わりというはっきりした線引きが見えにくい仕事でもあるのです。だから、お客さまの問い合わせから校正が完了するまで数ヵ月かけて数字となったときこそが、もっとも達成感を感じる瞬間。「ああ、私ここまでやったんだな」と自分を褒めてあげたくなるのです。私が、こんなふうに数字にこだわれるようになったのは、先輩の影響です。今は子育てと両立しながら働く先輩ですが、数字にこだわり、お客さまとの関係性を大切にする方でした。お客さまへの思いの持ち方、営業として数字に誇りを持つというスタンス。そんな全てを先輩に教えてもらえたから、充実して仕事に取り組めている私がいます。そして、目指すのはまだ取引のないお客さまを大きく掘り起こすこと。正直、難しい目標ですが、それが実現したら、もっと自分を褒めてあげたくなる。その日が来るのが楽しみです。