新サービス「ISO 13482 Design Approval」のご案内

2016年10月12日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は、「ISO 13482 Design Approval」※1(以下「ISO 13482 DA」)のサービスを開始いたしました。
「ISO 13482 DA」は、量産前のプロトタイプ(量産試作品)に対してパーソナルケアロボット(生活支援ロボット)の安全性に関する国際規格ISO 13482※2に基づいて、設計の安全性を評価し、証明書を発行するものです。
また、評価した製品には、DAマーク※3を付すことができ、量産前のロボットについて、設計のISO 13482への適合性をアピールすることができます。

当機構は、同規格の国内審議委員会等において国際標準化提案活動に参加すると共に、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「生活支援ロボット実用化プロジェクト」にも参加し、生活支援ロボットの認証手法を開発してきました。これまでの知見を活かして、新たなサービスとしてISO 13482 Design Approvalを開発いたしました。
第三者認証機関である当機構が評価することにより、生活支援ロボットの試作製品における設計が国際規格による安全要求を満足していることを客観的に証明することができ、今後、製品化に向けた実証実験などにおいて、安心と信頼性を高めることができると考えられます。

今後さまざまな生活支援ロボットの開発と利用が予想されるなかで、第三者の立場で製品の安全性を評価する活動に注力してまいります。当機構による評価・認証にご興味のある方は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

  • ※1 ISO 13482 Design Approval:
    ISO 13482に基づいて、上市を目的としていない量産試作品について安全性を確認するJQAのサービス
    <2016年7月14日付で、株式会社東芝の試作製品である装着型ロボット「パワーアシストスーツ(PA-1000)」に対して、設計の安全性を評価し、ISO 13482 Design Approvalの発行を行った。>
  • ※2 ISO 13482:
    パーソナルケアロボットの安全性に関する国際規格。2014年2月に国際規格(IS)として発行された。
  • ※3 DAマーク:
    ISO 13482 Design Approval において利用可能なマーク。
ISO 13482 Design Approval