台湾BSMIが株式会社リコーに台湾商品検験法に基づく登録書を発行
~日台MRAに基づく適合性評価機関として、当機構が初めて適合証明書を発行~

2014年10月31日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は10月21日付で、電気製品分野の日台民間相互承認取決め(日台MRA)※1に基づき、株式会社リコーの情報処理機器に対して台湾商品検験法の適合証明書を発行しました。
その適合証明書を利用し当機構経由で台湾経済部標準検験局(BSMI)へ申請を行ない、10月24日付でBSMIより認証登録制度(RPC制度)※2に基づく登録書が発行されました。
これは、日台MRAに基づく適合性評価機関である当機構が発行した初めての適合証明書を利用し、BSMIより登録書が発行されたものです。

今回、日台MRAに基づいた適合証明書を利用し、RPC制度の登録書を取得された株式会社リコーからは、「認証までの納期が短く、料金も良心的で、BSMIへの問い合わせをJQAより現地語で確認いただき説明も分かりやすかった。」とのコメントをいただきました。

日台MRAに基づいた当機構のサービスは、当機構が製品試験、工場調査を含む全ての適合性評価を日本で完了して適合証明書を発行し、その適合証明書をBSMIに提出することで、BSMIから短期間(BSMI側の処理は通常2稼働日)でRPC制度の登録書が発行されるものです。

当機構は、9月23日付で、日台MRAに基づく初の適合性評価機関としてBSMIに承認されています。

  • ※1 日台民間相互承認取決め(日台MRA):
    日本と台湾の窓口機関、である公益財団交流協会と亜東関係協会が、2012年11月29日に電気製品分野の日台相互承認取決めに署名し、翌年2013年7月1日に日台MRAが発効されました。
  • ※2 認証登録制度(RPC制度):
    台湾商品検験法には、認証登録制度(RPC制度)、適合性自己宣言制度(DOC制度)および型式ロット制度(TA制度)の3種類があり、日台MRAでの当機構が対応できる範囲はPRC制度とDOC制度の2種類となります。