TEM導波管(ストリップライン)試験開始のお知らせ

2015年1月23日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は、TEM導波管(以下、ストリップライン)を導入いたしました。
本試験装置は、従来のCISPR20のストリップラインと比較して大型の物となります。(平行部分で高さ1.8m)(図1)
そのため、ストリップラインの電界均一領域(目的電界の0〜+6dB範囲)が1m×1m×1mの領域(図2)となり、従来のCISPR20のストリップラインと比較して大型の装置の試験が可能となりました。
また、入力回路を見直した結果、低い電力で高い電界強度を発生させることが可能となりました。
(周波数:0.15-80MHzにおいて無変調で36V/m、振幅変調80%で20V/m)
(表1)に本試験装置の簡単なスペックを記載いたします。
お客さまの社内基準、実力調査および予備試験等に、ぜひご活用ください。

(図1)装置全体
(図1)装置全体
(図2)均一領域1m×1m×1mの 電界分布(0.15-80MHz 48 points(75%))
(図2)均一領域1m×1m×1mの 電界分布(0.15-80MHz 48 points (75%))
(表1)簡易スペック
周波数 最大電界強度 電界均一領域
(目的電界の0〜+6dB範囲)
0.15-80 MHz 無変調で36V/m、
振幅変調80%で20V/m
1m X 1m X 1m