
TÜV NORD GROUPのメンバーとして、ドイツ・ハノーバーに本部を置く国際的な第三者認証機関。
世界100カ国に15,000名の従業員を有し、製品安全認証、検査、マネジメントシステム認証および各種のトレーニング等を手掛ける。医療機器、産業セキュリティ、機能安全、ロボティックス、産業機械と関連するマネジメントシステムなど主要な分野において認証サービスをワールドワイドに提供している。
2025年3月28日
一般財団法人日本品質保証機構
2025年3月28日、当機構とTÜV NORD CERT(以下、TÜV NORD)は戦略的パートナーシップ※に基づき、日本でのバッテリー規則(EU Battery Regulation)関連サービスの提供に向けた協議を開始しました。
本協議は、バッテリーの設計・製造・リサイクルに関する規制が強化されるなか、特に自動車業界のサプライチェーン全体における適合性評価や認証サービスのニーズの高まりに対応するものです。
欧州バッテリー規則は、環境負荷の低減や資源の有効活用を目的としており、バッテリーのライフサイクル全体にわたる厳格な要件を定めています。特に自動車業界においては、電動車両(EV)バッテリーのカーボンフットプリントやサプライチェーンデューデリジェンスが重要視されており、企業は新たな規制に適合するための対応が求められています。
当機構とTÜV NORDは、それぞれの専門知識とネットワークを活かしてバッテリー規則対応を支援するための評価・認証サービスを共同で提供することを目指します。
なお、本規則に関する理解を深めていただくための共同セミナーを今夏ごろまでに開催予定です。
本セミナーでは、最新の規制動向などについて解説し、企業の皆さまが円滑に対応できるよう支援してまいります。詳細については、決定次第、改めてご案内いたします。
※戦略的パートナーシップ:
2017年に当機構とTÜV NORDは、日本と欧州相互の市場におけるシームレスな顧客サービスの提供を目指し、MOUを締結。2018年には当機構の欧州駐在員事務所をTÜV NORDのエッセンオフィス内に開設するなど、日系企業の欧州市場進出ならびに欧州企業の日本市場進出のサポート体制を構築するとともに各種サービスを提供している。