株式会社システナへ認証書を発行
-ISO 26262:2018に基づく機能安全マネジメント(KAM)認証 当機構第一号-

2019年6月12日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は、2019年6月12日付で株式会社システナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:三浦 賢治、 以下、システナ社 )に対してISO 26262※1に基づく認証を決定し、認証書の授与式を行いました。

これは、ISO 26262:2018に基づく機能安全マネジメント(KAM)※2で、当機構第一号の認証となります。

本認証は、当機構がシステナ社の「ISO 26262:2018にて定められている適用範囲の車両向けソフトウェアの設計・開発」にかかわる機能安全マネジメント(KAM)をISO 26262に基づき評価し、ISO 26262で要求される最も高い安全度水準である、ASIL D※3相当の製品開発が可能な機能安全マネジメントを有していることを認証したものです。

今後ますます、ISO 26262をはじめとする機能安全規格に適合した商品開発が求められることが予想されるなか、当機構は自動車関連メーカーの皆さまにメリットを感じていただける、質の高いサービスを提供していきます。

株式会社システナ 常務取締役 河地 伸一郎様(写真右)、当機構 理事 浅田 純男株式会社システナ 常務取締役 河地 伸一郎様(写真右)、当機構 理事 浅田 純男

当機構のISO 26262認証マーク当機構のISO 26262認証マーク

  • ※1 ISO 26262:
    2011年に正式発行され、2018年に改訂された自動車に関する機能安全規格。IEC 61508がベースとなっており、自動車の安全にかかわると判断された電気・電子システムの開発体制(マネジメント)から最終製品(ハードウェア、ソフトウェア)が対象。
  • ※2 KAM:
    機能(K)、安全(A)、マネジメント(M)のローマ字表記頭文字の略称であり、当機構が提供する評価サービスの名称。
  • ※3 ASIL:
    Automotive Safety Integrity Levelの略称。ISO 26262で要求される安全度水準のレベルで、ASIL AからASIL Dまでのレベルがあり、ASIL Dが最も厳しいレベルとなる。