中国SRRC認証: 中国SRTC試験員を招へいし、国内での立会試験を実施

2016年8月10日
一般財団法人日本品質保証機構

2016年7月、当機構 彩都電磁環境試験所(大阪府茨木市)に中国国家無線検査センター(SRTC)の試験員を招へいし、中国SRRC認証を取得するための立会試験を実施しました。このフローでは、中国試験所の試験員を日本国内へ招へいすることにより、中国試験所への試験用サンプルの輸送や通関にかかる手間を軽減することができるとともに、試験モードの設定などの技術的なトラブルを回避できる優位性があります。

立会試験
彩都電磁環境試験所での試験の様子。写真中央がSRTC試験員

当機構では、安全電磁センター(東京都八王子市)、都留電磁環境試験所(山梨県都留市)、彩都電磁環境試験所(大阪府茨木市)、師勝試験所(愛知県北名古屋市)の各電磁環境試験所において、SRRC認定試験所である国家無線検査センター(SRTC)の試験員を招へいすることで、日本国内での立会試験実施が可能となっております。また、ご希望に応じて、中国SRRC認可証取得までのサポート(申請代行)も承っております。情報通信機器をはじめ、医療機器・家電機器・AV機器などあらゆる無線機能を有した製品に関して、中国市場への輸出や中国国内での販売等をされる際は、ぜひ当機構にご相談ください。

※中国SRRC認証:
RFID、無線LAN、Bluetooth等、何らかの無線モジュールを搭載する全ての製品は、中国国内への輸入、あるいは中国国内での販売・製造をするために「中華人民共和国無線電波管理条例」に基づくSRRC(State Radio Regulation of China)認可書(型式認可書)の取得が必須となります。また、これらの製品は型番ごとに型式認可の番号を取得し、該当番号を製品上に表記しなければなりません。
一般的にSRRC認可書(型式認可書)を取得するには、まず国家無線検査センター(SRTC)等で試験が行われます。その後、試験に合格した報告書とその他の関連書類を合わせて、国家無線管理局(SRRC)へ認可申請を行い、同管理局より認可書が発行されます。