「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について（通達）の一部改正」（別表第十ニ）のお知らせ

2018年7月30日
一般財団法人日本品質保証機構

2018年7月20日付で、「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について（通達）」の一部が改正・施行されました。今回の改正は別表第十二にかかわる内容となります。

解釈別表第十二では、国際規格等に準拠した基準として、「電気用品の技術上の基準を定める省令」に整合する公的規格を整合規格として示しています。今般、迅速に最新の国際的な技術動向を反映させるため、今回の改正はすでに採用済みのJISの最新版への見直しおよび新規制定JISの採用等が行われました。

「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について（通達）の一部改正」の施行日は2018年7月20日ですが、施行より3年間（2021年7月19日まで）は従前の規格を使用することができます。

今回の改正において、IEC 62368-1(2014) に対応するJ62368-1(H30)：オーディオ・ビデオ，情報及び通信技術機器－ 第1部：安全性要求事項が採用されましたが、IEC 60065(2014) に対応するJ60065(H29)オーディオ，ビデオ及び類似の電子機器－安全性要求事項およびIEC 60950-1(2005), Amd.No1(2009), Amd.No.2(2013)に対応するJ60950-1(H29)情報技術機器－安全性－第１部：一般要求事項は、特に有効期限が設定されておりません。したがって、現状ではJ62368-1（H30）への切り替えの期限は設定されておりませんが、J62368-1(H30)は、情報機器／AV機器両用の規格のため、どちらの用途にも利用できる特定電気用品である直流電源装置などは、この規格を適用することにより、納入先への訴求力が高まることが期待されます。この機会にぜひ適用をご検討ください。

今回の改正に該当するS-JQAマーク認証を取得されているお客さまには、必要な手続きなどを別途ご案内いたします。

今回の改正内容※赤い太字が改正部分、墨色の文字は有効期限が設定された規格です。

表1．電気安全に関する基準