台湾 - 「空気清浄機の法的検査要件の修正(公告)」のお知らせ
~ 2021年11月16日(現地時間)から適用開始 ~

2021年12月7日
一般財団法人日本品質保証機構

台湾で電気製品の安全規制を管轄しているBSMI(経済部標準検験局)は、現地時間の2021年11月16日付で空気清浄機の法的検査要件の修正を公布しましたのでお知らせいたします。

主な内容は以下の通りです。

  • 消費者の権益を確保し、エネルギー効率化の方針に沿って、CNS 16098(第108版)を検査基準に取り入れました。本基準に基づいて検査されたエネルギー効率(CASR/W〈Dust〉)および待機電力(W)の測定値は、「空気清浄機の許容エネルギー消費量ベンチマーク」に準拠していなければなりません。
  • 検査要件は、別紙「経済部標準検験局が検査する空気清浄機電気機器の検査要件の改正比較表」に記載されています。
  • 施行日:2021年11月16日(現地時間)

公布日以降、型式承認および認証登録の申請は以下のように取り扱われます。

  1. 既に証明書を取得している方:
    改正検査基準CNS 16098を適用する場合、証明書の名義人は、改正検査基準に適合した型式試験報告書および技術文書を提出し、111年(2022年)12月31日(現地時間)までに証明書の更新を局に申請しなければならない。更新された証明書の有効期限は変更されない。有効期限を過ぎても証明書が更新されない場合は、商品型式承認管理規則第16条第1項または商品検査法第42条第9項に基づき、型式承認または認証登録が取り消される。
  2. 新規申請者または認証の延長:
    発表日以降、改正検査基準に基づいて認証を申請する申請者は、改正検査基準の型式試験報告書、技術資料、制限物質のラベルの位置とサンプルシート、制限物質のラベルの宣言書を提出しなければならない。変更前の検査基準に基づいて認証を取得した場合、認証の有効期間は発行日から3年間とする。ただし、認証の更新のために、CNS 16098検査基準の型式試験報告書が111年(2022年)12月31日(現地時間)までに事務局に提出されない場合は、商品型式承認管理規則第16条第1項または商品検査法第42条第9項に基づき、型式承認または認証登録を取り消す。

対象製品の範囲

商品の説明 検査基準 CCCコード
(最初の6桁はHSコードと同じ)
適合性評価手順
空気清浄機(フィルタリング、静電集塵、マイナスイオン、オゾン、紫外線、光触媒を利用したもので、試験定格が250V以下のもので、送風管への使用、外気清浄の導入、薬事法に基づく医療機器としての使用はできません。)
  1. CNS 60335-1(第103版)およびCNS 60335-2-65(第104版)
  2. CNS 13783-1(第102版)
  3. CNS 16098(108th Edition)で試験したエネルギー効率(CASR/W〈Dust〉)および待機電力(W)の測定値は、「空気清浄機の許容エネルギー消費量ベンチマーク」に準拠すること。
  4. CNS 15663 Section 5「内容物の表示」(第102版)
8421.39.10.00.8
8543.70.30.00.7
8543.70.99.90.6H
RPC スキーム
(モジュール II+III)
or
TABI スキーム

※CNS 60335-1:家庭用及びこれに類する電気機器の安全 第1部:一般要求事項
CNS 13783-1:電磁両立性-家庭用電気機器、電動工具及び類似機器に対する要求事項-第1部:エミッション
CNS 13803:産業・科学・医療機器のRF妨害特性の限界値と測定方法
CNS 16098:家庭用および類似の用途の空気清浄機 - 性能測定法
CNS 15663:RoHS有害物質表示

(上記内容と参考リンクの原文が違っている場合は、原文が優先されますことをご了承ください)

当機構は、台湾のBSMI等の認証取得を、申請代行サービスとしてサポートいたします。台湾に電気製品を輸出されている、あるいは今後輸出を計画されている事業者さまは、ぜひ当機構までお問い合わせください。

また、各国の認証取得をサポートする申請代行サービスのほか、製品安全試験、EMC試験、無線試験、環境・信頼性試験などの各種試験なども承っておりますので、ぜひご利用ください。