中国 - 「リレーのCQC認証実施規則改訂」のお知らせ

2022年10月26日
一般財団法人日本品質保証機構

2022年7月19日付けの中国国家標準化管理委員会(Standardization Administration of the P.R.C; SAC)第10号公告において、マルチメディア機器に適用される安全規格GB 4943.1-2022(以下、新版)が発行されました。これにより、GB 4943.1-2011および GB 8898-2011(以下、旧版)が差し替え対象となり、2023年8月1日から適用される予定です。

それに伴い、中国品質認証センター(China Quality Certification Center; CQC)は、リレーのCQC認証実施規則(カテゴリ001006)を改訂しました。

主な改訂箇所は以下のとおりです。

  • 認証規則名が、「AV機器、IT機器用リレーの安全認証規則」から「AV機器、IT機器および通信端末機器用リレーのCQC安全認証規則」になりました。
  • 4.2.1項の適用規格がGB 4943.1-2022になり、GB/T 15092.1-2020、GB/T 15092.101-2020、GB/T 15092.102-2020が削除され、IEC 61810-1:2015が追加されました。
  • 7.2.1項の認証モード3において、認証取得後の初回工場検査の期間が改訂されました。
  • 8項の再審査要求が改訂され、認証モード1のみ適用になりました。
  • 9.1.1項に認証書の有効性を維持するための要求が追加されました。
  • 付録1の関連する適用規格と試験項目が改訂されました。

新版への切り替えにおける、主な要求事項は以下のとおりです。

  • 2022年10月20日~2023年7月31日においては、新版または旧版、いずれかで評価することができます。2023年8月1日以降は新版のみで評価し、新版での認証書が発行されます。
  • 旧版で認証を取得している製品については、CQCに新版への切り替えを申請する必要があります。旧版での認証書は、新版の実施日(2023年8月1日)以降、最初の定期工場検査が完了するまでに新版へ切り替える必要があり、遅くとも2024年7月31日までに行う必要があります。
    期間を過ぎても完了していない認証書は、認証書の効力が一時停止され、さらに2024年10月31日までに完了していない場合、CQCに認証書が取り消されます。
  • 2023年8月1日より前に、出荷、上市、かつ今後製造しない認証取得品に対しては、新版への切り替えは要求されません。

新版と旧版の違いの詳細については、参考リンクの「リレーのCQC認証実施規則改訂の通知」をご参照ください。

(上記内容と参考リンクの原文が違っている場合は、原文が優先されますことをご了承ください。また、本文中の日時は現地時間になります)

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