FSSC 22000認証取得の株式会社 平松食品に登録証を授与

2017年3月31日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は、3月24日、株式会社 平松食品(所在地:愛知県豊川市、代表取締役:平松 賢介)の食品安全マネジメントシステムをFSSC 22000に基づいて認証し、3月27日に登録証の授与式を行いました。登録活動範囲は「魚介類のつくだ煮・惣菜の商品開発、製造」です。

左から
株式会社 平松食品 取締役 商品企画本部長 平松 大地 様
株式会社 平松食品 代表取締役 平松 賢介 様
当機構 ISO中部支部長 中野 昭彦

FSSC 22000は、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO 22000と、それを発展させたISO/TS 22002-1(またはISO/TS 22002-4)を統合した規格です。ウォルマート・ストアーズやイオン、ダノン、コカ・コーラなど、国内外の食品関連の流通・小売・製造会社で運営されるGFSI(国際食品安全イニシアチブ)が食品安全のベンチマーク規格の一つとしてFSSC 22000を定めており、世界的に認証取得が広がっています。

株式会社 平松食品は、ISO 22000の認証をいち早く取得するなど、食品安全に関する取り組みを積極的に推進してきましたが、この取り組みをさらに強化するためFSSC 22000に基づいた食品安全マネジメントシステムを構築し、認証取得に至りました。

株式会社 平松食品 取締役 商品企画本部長 平松 大地 様のコメント

■FSSC 22000導入の経緯

ISO 22000の認証取得から10年が経過し、組織の力量を高める取り組みとして導入を図りました。さらには、大手量販店をはじめ、取引先に信頼していただける企業としての第三者認証取得を目指した取り組みでもありました。また、海外販路開拓においても、非日系流通事業者から取引条件として提示されたこともあり、新たな時代に対応するための取り組みでもありました。

■導入にあたっての工夫

ギャップ調査で具体化された改善点をビフォーアフターの画像で“見える化”することで、スタッフが認識し、自分たちの改善効果が目に見えるようにしました。社内には、部署間を横断し情報交換を行う5S委員会という組織があり、各部署にFSSC 22000で行った改善結果を毎月発表する場を設けることで、PDCAサイクルを具体的に回す取り組みへと発展させていきました。また、社内の改善提案制度を活用し、FSSC 22000に対応するために行った施策を改善提案として応募してもらい、制度の活性化につなげました。

■導入にあたっての苦労

FSSC 22000の認証取得は、あらためて当社のマネジメントシステムを見直す機会となりました。2004年にISO 9001、2005年にISO 22000の認証を取得していましたが、マニュアル類の更新が十分になされていないことが散見され、その整合性の整備に多くの労力を割きました。また、FSSC 22000の追加規格要求事項には、ハードウエアの具体的な対応が要求されていて、外部環境整備、アクセス管理など新しい視点からの管理も要求され、その対応に組織も鍛えていただけました。

■導入による成果

導入したことで社員の意識が変わり、安全な食品を製造するために具体的に必要な事柄が明確になり、取り組み方の方向性が示されたことは、組織の力量向上に大きく貢献できました。3月に行われた国際的な食品見本市では、FSSC 22000の取得を前提とした商談が行われ、大型成約見込みを獲得することができました。

株式会社 平松食品

1922年創業。日本の伝統食品であるつくだ煮を製造。国内外の食品コンクールで数多くの賞を受賞している。

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