台湾RPC規制:RoHS有害物質表示要求の対象品目と適用日について

2016年1月22日
一般財団法人日本品質保証機構

2015年12月29日付、台湾・経済部 標準検験局(BSMI)第10430007280号公告において、RoHS有害物質表示が要求される品目および適用日が公表されました。

品目 CCCコード 適用規格※1 適用日
データ処理機器
(パソコン、ノートブックパソコン、サーバー 等)
8741.30.00.00-8
8741.41.00.00-5
8471.49.00.00-7
8471.50.00.00-3
8471.60.10.00-9
8471.90.10.00-3
8471.90.90.00-6
CNS 14336-1、CNS 13438
CNS 15663第5節(含有表示)
2017年7月1日
コピー機、複合機、プリンター 8443.31.00.00-2A
8443.31.00.00-2B
8443.32.00.00-1A
8443.32.00.00-1B
8443.39.00.90-5
同上 同上
テレビジョン受信機※2 8528.72.00.00-0
8528.73.00.00-9
CNS 14408、CNS 13439あるいは、CNS 14336-1、CNS 13438
地上デジタルテレビ基本要求
CNS 15663第5節(含有表示)
同上
モニター 8528.59.10.00-5
8528.49.10.00-8
8528.49.20.00-6
8528.59.20.00-3
CNS 14408、CNS 13439あるいは、CNS 14336-1、CNS 13438
CNS 15663第5節(含有表示)
同上

2017年7月1日以降、上記製品はRoHS有害物質表示(CNS 15663 第5節)が含まれたRPC認証を取得していなければ、台湾への輸出や、輸出済み製品の出荷・販売が認められません。RoHS有害物質表示(CNS 15663 第5節)が含まれないRPC認証の新規申請は2017年6月30日まで受理されますが、2017年7月1日以降は無効となります。また、既存のRPC認証書にRoHS有害物質含有表示(CNS 15663 第5節)を追加する手続きを行った場合、改めて該当手続きの完了から3年間の有効期限が付与されるものではなく、原則的に既存の認証書に記載された有効期限が継続適用となりますので、合わせてご留意ください。

現在、当機構は日台MRAに基づく台湾商品検験法の適合性評価※3機関として、RoHS有害物質表示要求を含むRPC認証に必要な適合性評価を実施しています。また、現在お手持ちのRPC認証を、有害物質表示要求を含めた認証(CNS 15663 第5節の追記)に切り替える申請代行業務も行っています。ぜひご利用をご検討くださいますようお願いいたします。

  • ※1 CNS 14336-1はIEC 60950-1と整合、CNS 14408はIEC 60065と整合
    CNS 13438はCISPR 22と整合、CNS 13439はCISPR 13と整合
    CNS 15663第5節:RoHS有害物質の表示
  • ※2 日台MRAに基づく台湾商品検験法の適合性評価業務のスコープ外になります。
  • ※3 日本と台湾の「電気製品分野の日台民間相互認証取り決め(日台MRA)」
    (当機構は2014年9月、BSMIから適合性評価機関として承認を受けました。)
    日台MRAに基づく台湾商品検験法の適合性評価業務開始