IEC 62368-1(第2版)および(第1版)のCB証明書発行業務を開始

2014年12月3日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は、IEC 62368-1(第2版)および(第1版)のCB証明書発行業務を開始いたしました。

IEC 62368-1第2版は、将来的に、IEC 60065(オーディオ・ビデオ機器の国際安全規格)およびIEC 60950-1(情報技術機器の国際安全規格)と置き換わる予定の規格です。すでにこの規格に対応したEN規格は発行されており、近々北米規格も発行される予定です。

IEC 62368-1は、従来の製品安全の要求である試験・設計・構造の規定に基づくものではなく、Hazard Based Safety Engineering (HBSE:危険から始まる安全工学)の原理を採用しています。これは、製品の危険源を特定してセーフガードを設計の初期段階より考慮し、試験等でその有効性を確認するプロセスを要求するものです。 既存のIEC 60065およびIEC 60950-1に含まれる要求事項が大きく変わることはありませんが、IEC 62368-1に基づく技術を設計に盛り込むには、安全規格に対する知識や長年の経験が必要と考えられます。

当機構は、早い段階から新規格IEC 62368-1の開発に参加しており、これまでに蓄積された技術情報や知識を有するエンジニアが試験評価を行い、IEC 62368-1に基づくCB証明書を発行いたします。