株式会社ウェルシィにマネジメントシステム統合プログラムにおける最高レベル「プレミアム・ステージ」の証明書を発行

2015年7月16日
一般財団法人日本品質保証機構

当機構は、株式会社ウェルシィ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 宮田 栄二)の統合マネジメントシステムを、マネジメントシステム統合プログラムにおける基準で評価し、最高レベル「プレミアム・ステージ」であることを証明しました。

  • 2015年7月8日の証明書授与式の模様、株式会社ウェルシィ宮田栄二代表取締役社長(左)と当機構理事福井安広 ▲2015年7月8日の証明書授与式の模様
    株式会社ウェルシィ 宮田 栄二 代表取締役社長(左)
    と当機構 理事 福井 安広
  • プレミアム・ステージ証明書▲プレミアム・ステージ証明書

1つの組織内において、ISO 9001やISO 14001など、複数のマネジメントシステムを運用する形態が増えるなか、マネジメントシステム全体を統合し、効率的・効果的に運用することが課題になっています。このような背景のなか、当機構は、マネジメントシステムの統合の程度を「ステージI」「ステージII」「プレミアム・ステージ」の3段階で評価し、それぞれの段階に向けたサポートを提供するマネジメントシステム統合プログラムの提供を開始しました。

株式会社ウェルシィは、2002年にISO 9001およびISO 14001の認証を取得していますが、経営に直結したより効果的なシステムを目指し、2013年より統合マネジメントシステムの構築を進めてきました。その結果、2014年に「ステージII」の評価を得ており、その後も着実に成果を積み上げることで2015年に「プレミアム・ステージ」※1の評価を得ています。これは、「マネジメントシステムを本来業務と一体化させ、業績を向上させたこと」、「同社の本来業務がCSV(Creating Shared Value:共通価値の創出)※2を体現していること」などを評価した結果であり、同社のマネジメントシステムが経営システムとして統合され、継続的なパフォーマンスの向上が実現されていることを証明するものです。

事業環境の変化に迅速かつ適切な対応が求められるなか、マネジメントシステムを有効活用する必要性は高まっていると考えられます。当機構は認証機関の立場から、マネジメントシステムを活用した組織運営を引き続きサポートしてまいります。

  • ※1 マネジメントシステム統合プログラムに含まれる登録
    ISO 9001:2008 / JIS Q 9001:2008(登録番号:JQA-QM7641)
    ISO 14001:2004 / JIS Q 14001:2004(登録番号:JQA-EM2709)
  • ※2 CSR(企業の社会的責任)に代わる新しい概念。CSRが組織の本来業務とは異なる社会貢献活動や慈善活動と捉えられている一方、CSVは本来業務に即した形で社会的課題を解決する活動とされている。