〜S-JQA認証取得者さまへ〜
電源プラグのトラッキング対策拡大に伴うS-JQA認証の変更お申し込みのご案内
2015年3月16日
一般財団法人日本品質保証機構
1月16日、電気用品安全法の「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について(通達)」の一部改正に伴い、「ダイレクトプラグイン機器」、「電気製品に使用される栓刃付の漏電遮断器」、「電気製品に使用される差込みプラグ」のトラッキング試験およびグローワイヤ試験による評価が必要になりました。
つきましては、S-JQA認証の変更申込みをしていただき、猶予期間内に試験・評価を完了いただきますようお願いいたします。S-JQA認証取得者さまには、別途、メールにてご案内いたします。
1.該当製品と猶予期間終了日
- ダイレクトプラグイン機器(解釈別表第八の改正)は、2015年9月17日
- 差込みプラグおよび栓刃付の漏電遮断器(解釈別表第四の改正)は、2015年9月17日
- 電気製品に使用される差込みプラグ(解釈別表第八の改正)は、2016年3月17日
※「差込みプラグ」、「漏電遮断器」および「ダイレクトプラグイン機器」については、本年9月17日までの猶予期間内に改正された解釈に従っていることを確認していただく必要がありますのでご注意ください。
2.変更試験・評価の内容
- 当該部品メーカーから解釈で要求されるトラッキング試験およびグローワイヤ試験に適合した旨を当該部品メーカーが宣言した書面をご提出いただける場合は、内容を確認し、それに応じて部品メーカーの宣言を活用いたします(ただし、ダイレクトプラグイン機器の場合は除く)。
- 2015年(平成27年)9月18日以降に交付された適合証明書または同等証明書をご提出いただける場合は、当該差込みプラグまたは栓刃付の漏電遮断器が、その適合証明書または同等証明書によるものであることを確認いたします(ただし、ダイレクトプラグイン機器の場合は除く)。
- トラッキング試験およびグローワイヤ試験に関する情報がない場合は、当機構で試験を実施いたします。必要な試験用サンプルについては、5.試験用サンプルをご参照ください。試験費用等は別途ご案内いたします。
- CMJ登録がある場合は、登録データを活用させていただきます(対象部位の材料を特定していただく必要があります)。
- 他機関で評価されたレポートがある場合は、データ活用が可能な場合がありますのでお問い合わせください。
- すでに部品メーカーにて改正基準に対応している場合は、必要に応じ適合宣言書(様式1)をご利用いただくことが可能です。この場合、適合宣言書は部品メーカー(届け出事業者)さまに記載していただくことになります。他機関にご提出いただいた適合宣言書のコピーをご提出いただいても結構です。
3.お申し込み時の留意事項 ※変更試験のお申し込みは、認証番号単位となります。
- 同一認証内において複数の種類の差込みプラグが存在する場合は、それぞれの差込みプラグについて試験が実施されます。
- 複数の認証番号に同一の差込みプラグが使用されている場合は、試験データの共有化が可能ですので、お申し込み時にご相談ください。
- お申し込み内容にトラッキング対策以外の変更内容が含まれる場合は、別途費用が発生する可能性があります。
5.試験用サンプル
- ※1 試験用サンプルは成形前の材料プレートが望ましいですが、成形品であっても試験可能な場合は、成形品にて対応いたします。
- ※2 サンプル数に余裕があれば、試験結果に疑義が生じた場合の再確認等がスムーズに行えます。