遠隔操作機構に関するSマーク認証の運用基準制定のお知らせ

2020年6月12日
一般財団法人日本品質保証機構

2020年5月22日付で、電気製品認証協議会により「電気用品安全法技術基準の解釈別表第八に係る遠隔操作機構に関するSマーク運用基準 第2版」が制定されました。

これは、電気用品調査委員会によって、2019年11月18日に発行された「『解釈別表第八に係わる遠隔操作機構』に関する報告書」と「AV機器の遠隔操作機構に関する試験方法」に合わせ、過去に制定されていた2つのSマーク認証基準(「エアコンの遠隔操作機構に関するSマーク認証の運用基準」、「電気用品安全法技術基準の解釈別表第八に係る遠隔操作機構に関するSマーク認証の運用基準(エアコンを除く)」)を見直し、1つにまとめたものです。今回、次の観点に基づく見直しが行われ、Sマーク認証基準においても、これらが網羅されたものとなっています。

  • 技術基準省令で定められる「無監視状態での運転における安全性の確保」との関係性を明確にする。
  • 遠隔操作機構に関する技術基準解釈改正の運用実績を踏まえた記述過不足をあらためる。
  • 国際規格の動向を踏まえた国際整合化を図る。

運用開始時期

  • 新たに認証を受ける製品
    2020年5月22日より適用(ただし、別表第十二を適用する製品については、2020年11月22日より適用)
  • すでに認証を受けている製品
    2021年5月22日までに対応が必要(ただし、別表第十二を適用する製品については、2021年11月22日までに対応が必要)

リスクアセスメントの実施

今回の運用基準では、一部の製品で遠隔操作機構に対し、リスクアセスメントの実施が求められ、リスクアセスメントが行われた製品であることを識別する追加表示も定められました。また、運用基準によりリスクアセスメントが要求されない製品についても、お客さまからの要望でリスクアセスメントを実施した製品において表示することもできます。お申し込みの際は、リスクアセスメントの実施についてもご検討いただきますようお願いします。