中国 – CCC認証の定期工場検査における指摘事項のご紹介

2021年9月9日
一般財団法人日本品質保証機構

中国の強制製品認証(China Compulsory Certification: 以下「CCC認証」)制度で年に一度行われる定期工場審査では、重要部品に対する確認試験 (PVT; Product Verification Testing) が要求されており、最終製品に対する確認試験だけでなく、製品内部の重要部品についても、定められたGB規格で確認試験を行うことが求められています。

定期工場検査における指摘事項のご紹介

  • IT機器の確認試験対象リストに、CCC/CQC未承認品のスイッチング電源が追加されたことを知らずに確認試験を行っていなかった。
  • 家電製品に使用している非金属材料の確認試験は半年に一度必要だが、行っていなかったか、1年に一度しか実施していなかった。

確認試験が実施されているかは細かくチェックされ、定期工場検査時に試験レポートがない場合は、不適合事項となり、当該工場のCCC承認書の効力が一時停止となる可能性がありますので、ご注意ください。

当機構では、CNAS (China National Accreditation Service for Conformity Assessment) 認定に基づき確認試験を実施し、CNASロゴ付きのレポートを発行しています。また、CNASの認定スコープ外の製品・部品については、協力関係のCNAS認定試験所からレポートを入手する代行サービスを提供しています。
海外の電気安全規制、無線規制等の認証の取得を申請代行サービスとしてサポートいたしますので、海外に電気製品を輸出されている、あるいは今後輸出を計画されている事業者さまは、ぜひ当機構までお問い合わせください。

その他、各国の認証取得をサポートする申請代行サービスをはじめ、製品安全試験、EMC試験、無線試験、環境・信頼性試験等の各種試験なども承っておりますので、ぜひご利用ください。