中国 -「電子製品及び付属品の安全とEMC認証規則」のお知らせ

2022年10月26日
一般財団法人日本品質保証機構

マルチメディア機器EMC等の規格に適用する規格GB/T 9254.1-2021(CISPR 32:2015)が2022年7月1日から適用されています。

改定に伴い、中国品質認証センター(China Quality Certification Center; CQC)は、「AV機器、IT機器及び類似する電子設備及び付属品の安全とEMC認証規則」(CQC12-045700-2015)と「IT機器及び付属品の安全とEMC認証規則」(CQC12-045670-2015)を統合し、新たに「電子製品及び付属品の安全とEMC認証規則」(CQC12-045670-2022)を制定しました。なお、認証カテゴリは001019が001018と統合し、001018に引き継がれます。

統合前の認証規則から変更した、主な箇所は以下のとおりです。

  • 4.2.1項の適用規格がGB/T 17618-2015からGB/T 9254.2-2021へ、GB/T 9254-2008およびGB/T 13837-2012がGB/T 9254.1-2021GBになりました。また、GB 4943.1-2011とGB 8898-2011もそれぞれGB 4943.1-2022になりました。YD 1169.1が削除され、YD/T 2583.14とYD/T 2583.18が追加されました。
  • 8項の再審査の要求が変更になりました。
  • 9.1.1項の認証モード2と認証モード3において、認証書の有効期間が最長5年間となり、関連する内容が変更になりました。
  • 10.1項の認証マークが「CQC基本認証マーク」 になりました。

新版への切り替えにおける、主な要求事項は以下のとおりです。

  • 認証カテゴリ001019で取得した認証書は、今後、001018に切り替えられます。
  • 2022年10月20日~2023年7月31日においては、新版または旧版、いずれかで評価することができます。2023年8月1日以降は新版のみで評価し、新版での認証書が発行されます。
  • 2022年7月1日から、CQCは旧版のEMC規格での認証書を発行しません。
  • 旧版で認証を取得している製品については、CQCに新版への切り替えを申請する必要があります。旧版での認証書は、新版の実施日(2023年8月1日)以降、最初の定期工場検査が完了するまでに新版へ切り替える必要があり、遅くとも2024年7月31日までに行う必要があります。
    期間を過ぎても完了していない認証書は、認証書の効力が一時停止され、さらに2024年10月31日までに完了していない場合、CQCに認証書が取り消されます。
  • 2023年8月1日より前に、出荷、上市、かつ今後製造しない認証取得品に対しては、新版への切り替えは要求されません。

新版と旧版の違いの詳細については、参考リンクの「電子製品及び付属品の安全とEMC認証規則の通知」をご参照ください。

(上記内容と参考リンクの原文が違っている場合は、原文が優先されますことをご了承ください。また、本文中の日時は現地時間になります)

当機構は、中国のCCC認証やCQCマーク認証 (部品認証試験含む)、中国エナジーラベル認証、中国RoHS等、各種認証取得も申請代行サービスとして提供しております。

また、各国の認証取得をサポートする申請代行サービスのほか、製品安全試験、EMC試験、無線試験、環境・信頼性試験などの各種試験も承っておりますので、ぜひご利用ください。