2018年5月11日
一般財団法人日本品質保証機構
EU域内で無線装置および無線スペクトルの管轄をしている欧州委員会は、RFIDやM2Mに代表されるIoTアプリケーションのさらなる利用を促すため、2018年04月16日付でEU域内における874-876MHz および 915-921MHzを使用するSRD(Short Range Device)の調和周波数に関する決定(Decision)を発行する予定であることをWTOに通知しました。
今回WTOに通知された内容はDraft版となりますが、正式版が2018年8月1日に発行される予定となっています。詳細は以下の参考リンクに掲載されているDraft版の内容をご確認ください。
この決定により、Annexに記載された5つの周波数帯においてRFIDやM2M向けのSRDが利用可能になることが想定されますが、その技術基準等についてAnnexに記載された “Additional parameters” や “Other usage restrictions” に該当する内容ついてはEU各国が定めることができるようになっておりますので、最終的な決定(Decision)の内容はもとより、各国の差異にも合わせてご注意ください。
当機構は、欧州CEマーキングの自己宣言にかかわるエビデンスとしてもご利用いただけるSafety/EMC/RF試験および試験レポートを発行しております。欧州に電気製品を輸出されている、あるいは今後輸出を計画されている事業者さまは、ぜひ当機構までお問い合わせください。また、これら試験業務のほか、各国の認証取得をサポートする申請代行サービスのご依頼にも対応しておりますので、ぜひご利用ください。