韓国/MSIT放送通信機資材などの適合性評価に関する告示改定
~ 2020年10月20日(現地時間)から適用開始 ~

2020年11月10日
一般財団法人日本品質保証機構

韓国で電磁波規制を管轄しているMSIT (Ministry of Science and ICT: 科学技術情報通信部)は、2020年10月19日付で放送通信機資材などの適合性評価に関する告示を改定することを公表しました。

主な改定内容は以下の通りです。

  1. 適合性評価の認証‧登録を受けたIoTデバイス、スマート家電、およびウェアラブルデバイス等において、その無線モジュールを他の無線モジュール(既認証‧登録)へ変更したい、あるいは削除したい場合、新たに認証を受ける必要はなく、変更の届出のみで可能となった。
  2. 従来の製品、梱包箱等に記載するKCマーク、および認証番号の表示を、QR コードによりスマートフォンなどの画面上に表示させる方法が追加された。
  3. 無線機能がある場合を除き、電池など低電力で動作する科学学習(実習)用組立デバイスにおいて、適合性評価を受けていないことを消費者にアナウンスすることで、同評価の適用を免除することになった。
  4. マルチメディア機器等、一部のEMC評価が必要となる機器について、機器の一般的な名称がより明確になるよう、評価対象装置のリストが改定された。
  5. 有線端末装置 (従来の電話、ファックス機器等)について、技術が成熟していること、仕様が徐々に減少していることから適合性評価が認証から登録制度へ緩和された。

また、2020年10月15日付で6GHz帯 (5,925 ∼ 7,125MHzまで、 1.2GHz 帯域幅) をWireless LANなどの免許不要局に割り当てたことが通知され、改定された告示の別表1に適合性評価対象機材として追加されています。

当機構は、韓国の安全規制・EMC規制および無線規制のKCマークや省エネ(KMEPS)の認証取得を、申請代行サービスとしてサポートいたします。韓国に電気製品を輸出されている、あるいは今後輸出を計画されている事業者さまは、ぜひ当機構までお問い合わせください。

また、各国の認証取得をサポートする申請代行サービスのほか、製品安全試験、EMC試験、無線試験、環境・信頼性試験などの各種試験なども承っておりますので、ぜひご利用ください。