JQA

貢献性

contribution

基準がつくる、
社会の安心と信頼。
その1mmの確かさを支える。
私たちが1mmと認識していることも、より高い精度で測ったときには、必ずズレが生じています。けれど、測定値が正しいことは、モノづくりを行う企業にとって重要なこと。長さや重さ、温度、湿度などに誤差があれば、設計どおりの製品とはなりません。そのため企業から計測器を預かり、その値を「校正」するのも私たちの役割です。校正とは、国際基準に照らし合わせ、計測器の値がどの程度ズレているのかを調べること。例えば、長さを測る金属製の定規(標準尺)は、材質の特性により少しの温度変化でも伸び縮みしてしまう。そのため、厳密に温度管理された部屋で、微細なズレをマイクロメートルの単位で計測し、その結果を企業に伝えていくのです。
また、取引・証明のために数値を測る計測器に対しては、法律で定められた「検定」と呼ばれるサービスを行っています。例えば、生活環境を守るために使用する大気濃度計、pH計、騒音計などは、法律に基づく誤差の範囲内になければ、取引・証明に使うことができないのです。そこで、私たちはこれらの計測器の値の正確さを調べ、使用可能かどうかを合否判定しています。
本当に、安全な電気製品ってなんだろう。
今の日本で電気製品の安全性を不安視する人は少ないかもしれません。けれど、もし、家庭内の電子レンジから電磁波が漏れ出してほかの機器に影響を及ぼしたとしたら?お湯の入った電気ポットが倒れて火傷をおうとしたら?そんな万が一さえなくすために、私たちは、回路図を確認し過酷な使用状況を作り出し、安全性のテストを繰り返します。さらに、家庭の中でメーカーが予想していない使われ方をするかもしれない、と想定を広げて試験を行う。こんなふうにして私たちは、電気製品の安全を確かめていくのです。そんな結果の一つが、例えばテレビの裏側につけられた“S-JQA”マーク。それを見つけたら、私たちが品質をチェックした証だと思ってください。

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