2020年6月1日
一般財団法人日本品質保証機構
当機構は、自動車産業向けのEMC試験サービスに本格的に参入することを決定し、新たに東京地区と名古屋地区に車載機器専用のEMCラボ棟を建設します。これにより、EV/HEV化をはじめとした自動車産業における急速な電子化や、ADASや自動運転に代表される高度な技術発展に伴うお客さまの多様化する試験・評価ニーズにお応えできる体制を構築します。
2019年10月に完成した大阪地区の1基に加え、新たに東京地区に2基(2021年1月開始予定)、名古屋地区に3基(2021年5月開始予定)の車載機器専用暗室を開設します。新設する暗室には、メーカーごとの異なる各種スペックに対応できる試験設備を整えるとともに、1000ボルトまで給電可能な電源設備を導入します。また、今後需要の拡大が見込まれる実環境を模擬したイミュニティ試験を可能にするリバブレーションチャンバーを東京地区と名古屋地区(中部地区初)に導入します。
さらに東京、名古屋、大阪の3拠点の試験所が連携して、当機構ならではの「JQAオートモーティブEMCラボラトリーネットワーク」を構築することで、お客さまの利便性を高め、ご要望に合わせた試験を提供する体制を整えます。
車載機器のEMC試験のご依頼、ご予約は、ぜひ当機構にご相談ください。
当機構は、国内各拠点の利点を最大限に活用したお客さまの利便性を高めるシームレスな試験ソリューションの提供を実現する「JQAオートモーティブEMCラボラトリーネットワーク」を開設します。各拠点それぞれの特色を活かしたサービス体制を基盤に、最新設備でのEMC試験だけでなく、Eマーク認証取得に必要となる手続き、認証に必要な申請書類の作成、世界各国への認証申請、無線通信試験や電気安全試験、製品の評価のための各種環境試験なども可能です。当機構が提供する自動車産業向けトータルソリューションサービスをぜひご利用ください。
東京地区および名古屋地区の車載機器専用EMCラボ棟の完成の際には、見学会やセミナーを実施します。ぜひ今後のご案内にもご注目ください。
※各センター・試験所欄をクリックするとサービス詳細をご覧になれます。