株式会社オサダ様

自社開発の自動化設備により、高品質な製品を迅速かつ安定的に生産

株式会社オサダの岩手事業所では同社製品の約95%を生産。生産設備を自社で開発し、自動化を積極的に推進することで最先端の生産体制を構築し、金型や部品の設計・開発から、製造・組み立て、検査に至る一連の工程を事業所内で完結している。

「当工場では1,000種類近くの端子台を製造しているのですが、特に製造工程におけるシステムの自動化の推進に力を入れています。これにより、お客さまに安定した品質かつ短納期で製品を供給する体制ができています。」(佐々木氏)。

お客さまのニーズに応える豊富な製品バリエーションに加え、生産設備の自動化により実現した安定の品質やリードタイムの短縮、そして高いコスト競争力が、同社の大きな強みとなっている。

岩手事業所 品質保証部 課長 佐々木 寿進 氏 岩手事業所 品質保証部
課長 佐々木 寿進 氏
岩手事業所 品質保証部
課長 佐々木 寿進 氏

「UL認証」の取得をきっかけに、JQAに認定校正を依頼

同社の製品は、国内を中心に、アジアや欧米など海外でも販売している。海外で製品を販売するにあたり、重要なのが安全規格の認証取得である。

株式会社オサダ 製品例 株式会社オサダ 製品例 株式会社オサダ 製品例

「海外向け製品はアメリカのUL※1が定める安全基準であるUL認証を取得しているほか、SCCR(短絡電流定格)※2にも対応しています。特にUL認証に関しては、1989年から自主的に取得を始め、現在では、当社カタログの掲載製品のほとんどがUL認定製品です。国内向けの製品であっても、UL認定製品であることはお客さまの安心につながっていると思います」(佐々木氏)。

計測器の校正をJQAに依頼するようになったきっかけもUL認証にあるという。

「以前は計測器ごとに各メーカーに校正を依頼していました。しかし、UL認証の審査の際に『第三者機関による認定校正を実施した方が良い』とアドバイスを受けたことから、ISO/IEC 17025に基づいた校正が可能なJQAに依頼することになりました」(佐々木氏)。

「UL機関の審査で品質マネジメントシステムの確認が行われる際や、お客さまによる監査が入った際には、JQAの校正証明書やトレーサビリティ体系図を提示しています。おかげさまで校正について指摘を受けることはなく、スムーズに進んでいます」(立花氏)。

  • ※1 UL:
    米国の第三者試験機関「UL(Underwriters Laboratories)」。UL規格は、ULが定める製品の安全基準で、主に電気・電子機器を中心に、材料、部品等から製品に至るまでの安全性に関する標準化を目的としている。規格を満たした製品にはUL認証マークが付与される。
  • ※2 SCCR:
    Short Circuit Current Ratingの略。電気機器等が短絡電流に耐えられる限界値のことで、北米向けの制御盤では、安全規格によってSCCRの表示が義務付けられている。
岩手事業所 品質保証部 主任 立花 裕也 氏 岩手事業所 品質保証部
主任 立花 裕也 氏
岩手事業所 品質保証部
主任 立花 裕也 氏

品質保証を支える信頼性の高いJQAの校正サービス

同社では、製品の検査工程で使用する計測器などの半数以上をJQAで校正。それ以外の計測器は品質保証部が社内校正を行っている。

自社開発の自動組立機 自社開発の自動組立機 自社開発の自動組立機

「JQAの校正は信頼性が高く、当社の品質保証において欠かせない存在です。お客さまから求められる品質を担保するためにも継続して依頼していきたいと考えています」(佐々木氏)。

「出張校正に来られたJQAのスタッフの方々にはとても丁寧に対応いただいています。皆さん豊富な知見をお持ちなので、お話しするたびに私たちも多くを学ばせてもらっています」(立花氏)。

最後にJQAに対する今後の期待についてお聞きした。

「次回分からはデジタル校正証明書(DCC)を申し込みました。DCCであれば、必要な証明書をすぐに検索でき、監査時にもスムーズに提示できるため、利便性にも期待しています。さらに今後は、校正の不確かさについても活用し、品質向上に役立てていきたいと考えています」(立花氏)。