日本山村硝子株式会社様

当機構では、食品安全・環境保全・労働安全等の持続可能性を確保しながら農産物の生産を行うための取り組みとなる、GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)の国際基準であるASIAGAP認証サービスを提供しております。

昨今、本業とは違うドメインへの事業展開を検討される組織が増加する中、新規事業展開として植物工場を運営されている「日本山村硝子株式会社」様に対し、ASIAGAP認証を付与いたしました。新規事業として農業へ展開する際の事例としてご紹介します。

農業事業への参入の背景

弊社は、ガラスびんの製造を柱とした事業運営を続けてまいりましたが、さらなる発展のため、新規事業の模索を進めていました。その中で、弊社の事業の根幹をなす 「安全・安心」 「環境」 「サステナブル」を新規事業のキーワードとして、食の安全・安心につながる植物工場を立ち上げました。
これまでのガラスびんやプラスチックキャップの生産で培われたモノづくりのノウハウを活かし、他社が追随できないような高栄養野菜の研究・開発を進めてきました。2014年から本格的に事業を開始し、現在では、百貨店やスーパー、惣菜やサラダメーカーなど多くのお客さまとお取り引きをさせていただくようになりました。

GAP認証を取得しようと思った理由

ASIAGAPの要求事項を活用し、社内の仕組みを整えたいと思いました。
また今後の事業拡大を見据え、水平展開できるような仕組みを準備しておきたいという思いもありました。

審査を通して感じたこと、気づいたこと

生産を行う上で、食品安全や労働安全などについての意識が向上したと感じております。また、外部の専門家の「新鮮な目」で工場を見てもらうことができ、普段見慣れてしまうと気付けないような新たな気付きもありました。

今後の目標や取り組みについて

認証取得した工場をモデルとして新工場の建設など、事業の拡大を図ります。また、新たな機能性表示食品の届出や栄耀機能食品の発売など、さらなる高付加価値野菜の研究開発・上市を進めてまいります。