GX-ETS(排出量取引制度)

GX-ETSに関する動向調査

GX-ETS(排出量取引制度)とは?

GX-ETSとは、日本政府がGX推進法に基づき導入した法的義務を伴う排出量取引制度です。GX-ETSは、GXリーグでの2023年度から2025年度までの試行的な取組を経て、2026年度から第2フェーズとして本格稼働し、法令に基づく義務が生じる制度として運用されています。

  • 第2フェーズでは、直近3カ年度平均でCO₂の直接排出量が10万t以上の企業に「排出枠保有」や「第三者確認(第三者検証)」の義務が生じます。対象となるGHG(温室効果ガス)はCO₂の直接排出(Scope1)になります。
  • 義務履行にあたっては、単体での対応に加えて、密接関係者(子会社・関連会社・兄弟会社)と一体で対応することも可能です。例えば、親会社が制度対象外となるケースでは、同じ親会社を持つ子会社・関連会社(兄弟会社)での対応が可能となります。
  • 自社が制度対象か否かは通知されません。自らで直近3カ年度におけるScope1のCO₂排出量を算定した上で、10万t以上である場合は制度対象である旨等の届出をする必要があります。

制度スケジュールの概要

制度スケジュールの概要

第三者検証について

対象企業は、以下の2つについて、登録を受けた機関の第三者検証を受ける必要があります。

  • 排出目標量(排出枠割当ての基礎となる数値)
  • 年度の排出実績量

当機構は、ISO 14065の認定に基づき、2026年3月27日付で登録確認機関として登録されました。

技術支援について

当機構では、第三者検証に加え、技術支援のサービスも提供しています。技術支援では、制度に基づく基準の解説、本番の検証に向けた課題を発見するための模擬検証など、企業の制度理解や準備を支援するサービスを提供しています。

JQAの強み・特長

  • 国内初めてのISO 14065認定を取得
    当機構は、2011年3月に国内で初めて、ISO 14065の認定を公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)から取得しました。登録要件が厳格化される見込みの制度開始3年目以降も、継続して業務を提供できる体制を整備しています。
  • 合理的保証での検証実績
    第2フェーズでの第三者検証は、限定的保証水準となりますが、将来的には高い保証水準(合理的保証)での実施が見込まれます。当機構では、20年以上にわたり合理的保証水準の第三者検証を必要とするJ-クレジットやSHIFT制度の検証を行ってきました。今後も、信頼性の高い第三者検証サービスを提供し、企業のGX推進とカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。