一つのメーカーではできないことを
中立的な立場から。
今、ロボット開発の世界では、かつてのようなヒト型のロボットではなく、介護用や産業用などの役割を絞ったロボット開発が進んできています。例えば、介護従事者が高齢者への介助を行う際に腰の負担を減らすためのサポートロボット。高齢者の外出をサポートする歩行器型ロボット。こうしたロボットの開発フェーズに伴走しながら、実際にどんな安全基準や品質管理が必要なのかを洗い出していく。そして、ロボットの安全基準を作るだけでなく、これらの製品をいかに市場に浸透させていくかを考えていくのも私たち。開発段階のロボットを試験的に使用してくれる施設を探したり、このロボットたちの活用を啓蒙するようなフォーラムを開くなどしています。私たちは、一つのメーカーではできないことを中立的な立場から行いながら、それを使う人々の安全を守るという二つの仕事をしているのです。
そして、これから先に目を転じても、AIそして車の自動運転などと、これまでにない技術が次々と社会に出ていくはず。そんな技術革新が起きている今だからこそ、私たちJQAの役割は増していくのだと思います。