このようなチェックを電気メスや血圧計、エコー、眼底測定器など、これまで50台以上にわたり行ってきました。最近では内視鏡を担当。普段の生活では接点のない機器を自分の手で動かしたり、その中身について分析できるのは、この仕事の面白さの一つだと感じています。また、一つのメーカーに縛られないため、多くの企業の技術の結晶を覗くことができるのも面白いです。さらに、お客さまからものづくりへの情熱を感じられるのも醍醐味。もし、医療機器が安全基準に満たなかった場合、その結果をJQAからお客さまへ説明します。そうすると、お客さまは試行錯誤を重ねて改良。それを私たちが再度試験する…。このやりとりは、医療機器が安全だと判断できるまで、諦められることなく続きます。このような毎日の仕事のなかで、私の今後の目標はもっと電気的な知識を身に付けること。回路の構成を見ただけで「ここに熱が溜まる」、「ここが漏電して感電しやすい」などが判断でき、的確な試験を行えるようになりたいと考えています。そして、最終的にはお客さまやJQAの先輩後輩に限らず、いろんな人にアドバイスを求められるような頼られる技術者になりたいです。