JQA

Takaya Hayashi
Takaya Hayashi2020年 入構 中部試験センター 業務課

興味を持ったISOと
計測器の校正の
関係とは。

JQAを知ったきっかけは、大学で所属していた環境経済学のゼミでした。ここで経済の発展にも環境保全にも役に立つISOについて興味を持ったのです。JQAは他のISO認証機関と比べて数多くのサービスを持っており、社会に対して多角的に貢献していると感じたことが入構の決め手となりました。私は業務課に配属となり、今2つの業務を主に任されています。1つ目は「計測器の校正に関わるサポート」です。まず、お客さまから送付または持ち込まれた計測器をお預かりし、書類の確認やヒアリングを行います。このとき大切なのが、校正の目的とご依頼の校正内容が一致しているかです。もし、ズレを感じた場合は、お客さまから使用環境などについて詳しくお話を伺うこともあります。その後、校正室の技術者に計測器を届け、校正が完了したら請求書を発行して計測器と校正証明書を梱包し、お客さまへ送付します。正直、この業務を任されたばかりのころは、「入構動機だったISOと計測器の校正にどんな関係があるのだろう」と、疑問に感じていました。でも、その答えは、きちんとISOのなかにありました。例えば、自動車部品メーカーを対象とする規格には、国家標準にトレーサブルな計測器の使用が定められていたのです。

お客さまや
社会のために、
JQA業務を
効率化する。

2つ目は「センターの業務改善」です。これは、お客さまや周辺地域の方々ならびにJQA職員にとって、中部試験センターをより良いものにするという仕事です。この仕事のなかで一番印象に残っているのは、2021年春の新試験センターへの移転。これに伴い、私は入構1年目でしたが業務プロセスの再構築を任されました。事業拡大のために建設した新試験センターは旧試験センターと比べてとても広いため、お預かりした計測器をどこで管理すると効率が良いか。また、各部屋に分かれる職員がどのようにコミュニケーションを取れば円滑に業務が進むかなどを考えて、新プロセスを検討。正直、かなり大変でしたが、現在スムーズに業務が行われているのを見ると、期待にこたえられたと感じています。そんな私の今後の目標は、さらなる業務効率化の推進です。現状、紙ベースでの業務が残っており、まずはこの部分の電子化が必要。電子化できれば、業務の無駄や資源の無駄がなくなり、お客さまへのスピーディーなサービス提供や環境負荷の軽減につながります。しかし、ただ電子化するのがゴールではなく、私たちが扱う情報の特性から情報セキュリティの知識が必要だと感じて、今勉強をしているところです。まずはJQA内部の業務効率を高めることで、お客さまや社会全体により一層、貢献していきたいと考えています。
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