環境・社会情報の第三者検証

カスタマイズできる第三者検証

お客さま組織の目的に沿った検証対象、検証範囲をご相談の上決定し、検証を実施します。(カスタムメイド検証)

※1 CDP:カーボン・ディスクロージャー・プロジェクトの前身で、気候変動など環境分野に取り組む国際的非営利団体。CDPの署名機関投資家を代表して世界中の企業に毎年質問状を送り、気候変動に対する戦略や温室効果ガス排出量の実績について開示を求めている。

サステナビリティ情報開示のためのステップ

第三者検証を受けることで開示情報の信頼性を高め、ステークホルダーの信頼獲得につながります。

算定・検証基準の相関図

組織の自社算定ルールおよび算定したデータを、当機構が検証基準に基づき検証し、検証報告書を作成いたします。

  • ※2 ISO 14064-1:温室効果ガス−第1部:組織における温室効果ガスの排出量及び吸収量の定量化及び報告のための仕様並びに手引-企業や工場など組織単位のGHG排出量の算定・報告に関する仕様を規定している。
  • ※3 ISO 14064-3:温室効果ガス-第3部: 温室効果ガスに関する主張の妥当性確認及び検証のための仕様並びに手引-検証機関の妥当性確認および検証に関する仕様を規定している。
  • ※4 GRI スタンダード:グローバル・レポーティング・イニシアティブ(Global Reporting Initiative: GRI)という国際的非営利団体が2016年10月に発行したサステナビリティ報告書のガイドライン。多くの企業や組織が非財務情報開示の枠組みとして活用している。
  • ※5 ISAE 3000:国際会計士連盟(IFAC)が公表している国際保証業務基準第3000号「過去財務情報の監査又はレビュー以外の保証業務」

検証の流れ

当機構では、以下の流れで検証プロセスを進め、お客さま組織の社会における信頼づくりをお手伝いいたします。

1. 事前準備 検証に必要な情報を事前に送付いただき、内容を確認します。
2. 文書レビュー 算定ルール、算定体制などを事前確認します。
3. 現地検証 算定ルール、排出源、データ収集の運用管理体制を確認します。
発見事項をお伝えし、修正を依頼します。
4. データの確認作業 データの集計方法、根拠資料等を確認します。
5. 発見事項対応 発見事項(是正措置・明確化)で修正を依頼した場合、その修正完了の確認をします。
6. テクニカルレビュー 作成した検証報告書について、担当以外の検証人が再確認します。
7. 検証報告書の作成 検証機関として検証結果を確定します。

関連サービス

技術支援

  • 算定の一般解説
  • 算定ルール作成支援
  • 模擬検証 など

検証の仕様および報告書

算定基準や検証基準、保証水準など、仕様を記載した「検証報告書」を発行いたします。

仕様書(例)

  1. 算定基準:自社算定ルール
    検証基準:ISO 14064-3, ISAE 3000
  2. 保証水準:限定的保証
  3. 重要性の判断基準:5%
  4. 対象データ:
    【環境データ】GHG (Scope1,2,3)、水、廃棄物
    【社会データ】労働災害度数率など
  5. 現地訪問先:
    本社(算定状況により関連会社など)およびサンプリング拠点
  6. 第三者検証報告書:和文および英文