ISO 9001-HACCP(食品安全)

よくあるご質問

  • 検討開始から登録証発行までにどのくらいの期間がかかりますか?

    おおむね1年間かかります。ただし、お客さまの準備体制などによって期間は大きく異なり、半年程度で認証取得まで至るケースもあります。

  • 総合衛生管理製造過程とはどう違うのですか?

    総合衛生管理製造過程は、食品衛生法第13条に規定されているHACCPに基づいた衛生管理システムを承認する制度で、その対象は5業種・6品目に限られています。
    ISO 9001-HACCPは、食品安全ハザードのリスク分析の手法をHACCPから、マネジメントシステムの考え方をISO 9001から取り入れて作成された当機構独自の規格です。食品に関連する幅広い業種で適用することができます。

    ※(1)乳・乳製品、(2)食肉製品、(3)容器包装詰加熱加圧殺菌食品(レトルト食品など)、(4)魚肉ねり製品、(5)清涼飲料水

  • ISO 22000、FSSC 22000、ISO 9001-HACCPの導入を検討する上で注意すべき点を教えてください。

    GFSIベンチマーク規格の取得が必要な場合は承認規格であるFSSC 22000を取得することになりますが、要求事項を満たすためにインフラの改善が必要となる場合があります。一方、ISO 22000は基本的にソフト面で大部分の規格要求事項に対応でき、比較的取り組みやすい規格だといえます。また、ISO 9001-HACCPは、ISO 22000やFSSC 22000にはない顧客満足の向上に関する要求事項が含まれています。
    より幅広い組織で対応しやすいISO 9001-HACCPにまず取り組み、その後ISO 22000やFSSC 22000の認証取得に向けてステップアップを目指すという方法も考えられます。

  • 設備が古いのですが、認証取得はできますか?

    旧来の設備であっても、食品安全上でのリスクを考慮した食品安全マネジメントシステムを構築することが出来れば、十分に取得可能です。最新設備を入れなければ取得できないということはありません。

  • 当社は工場単独で認証を受けようと考えていますが、可能でしょうか?

    認証の対象範囲は、組織が任意に決定することができます。ただし、食品安全管理上問題がないことを検証する必要があります。

  • 同じ建物の中にある複数ラインのうち、一部に限定した取得は可能ですか?

    可能です。ただし該当するラインの範囲を明確にし、交差汚染やコンタミネーション等の他のラインからの影響をハザード分析し、問題のないことを検証する必要があります。また、ひとつの製品を加工するラインが加工の工程順に複数ある場合、その一部の工程のラインのみを除外することはできません。

  • 認証取得へ向けてJQAからのサポートはありますか?

    お客さま専任担当者が認証取得完了まで一貫してサポートします。また、組織を訪問して運用・管理状況を診断するギャップ診断や、マネジメントシステム構築に関するお悩みやお困りごとに審査員がお応えする業務相談・予備評価サービスなどをご用意しています。