JFS-C(食品安全)

日本発の食品安全管理認証スキーム「JFS-C」で、
フードチェーン全体での食品安全確保のための取り組みを標準化

JFS-Cは、フードチェーン全体での食品安全確保のための取り組みを標準化し、自らの食品安全レベルを向上させることを目的として、一般財団法人 食品安全マネジメント協会(JFSM)が開発した日本発の食品安全マネジメントシステムの認証スキームです。
現場からの改善提案を活用する仕組みを導入することや、昨今問題視されている食品偽装を防止する対策が盛り込まれ、より日本の企業文化や食文化に馴染みやすい構成となっています。

認定範囲

本認証に用いる規格はJFSMが定めたJFS-C規格(セクター:C/K)であり、現在、次の5つのカテゴリが対象となっています。

【スキーム文書】
JFS-C規格文書 Ver.3.0

  • 【食品製造セクター(C)】
    • CⅠ: 腐敗しやすい動物性製品の加工
    • CⅡ: 腐敗しやすい植物性製品の加工
    • CⅢ: 腐敗しやすい動物性及び植物性製品の加工(混合製品)
    • CⅣ: 常温保存製品の加工
  • 【化学製品(生化学製品を含む)の製造セクター(K)】
    • K: 化学製品(生化学製品を含む)の製造
      (添加物、ビタミン、ミネラル、培養物、香料、酵素および加工助剤等の製造)

上記5つのカテゴリ(CI~K)のうち、カテゴリCI、CIII、CIVの3セクターが、GFSI(Global Food Safety Initiative)よりベンチマーク規格として承認されています。

※GFSI(Global Food Safety Initiative):
食品関連企業が順守すべき安全基準を承認し、食品安全を確保する活動を行っている団体

規格の構成

JFS-C規格文書(セクター:CI、CII、CIII、CIV/K)は、次の三つから構成されています。

  1. 食品安全マネジメントシステム(FSMS)
    (経営トップの関与、組織体制の確立、PDCAサイクルの運用など)
  2. ハザード制御(HACCP)
    (危害要因分析から重要管理点を定め、管理するシステムなど)
  3. 適正製造規範(GMP)
    (従業員等の衛生および健康管理、隔離と交差汚染、異物混入対策など)